ロードバイクのトレーニング方法や、トレーニング理論などの情報をどこから見つけていますか?
僕がオススメするのは、「サイクリスト・トレーニング・バイブル」という本です。
でもこの本、書いてある事はかなり難しい。
僕も何回も読んでやっとなんとなく全体的な理論が理解できてきました。
この本のトレーニング理論、方法について、簡単に説明していきます。
この本で本当に役に立った事は?
「サイクリスト・トレーニング・バイブル」を読んで、トレーニングについて理解できて役に立った、ということは3つ。
・レースに必要な能力
・レースに向けた計画の立て方
・練習メニューの種類
これ全部わかりやすく説明すると時間がかかるので、まずは「レースに必要な能力」について。
レースに必要な能力とは?
まずはあらゆるスポーツに必要な基礎能力
・持久力
・筋力
・スピードスキル
この3つになります。
持久力とは、疲労の発生を抑えて長時間運動を続ける能力。ほかの能力を高める前に最初に鍛えるべき能力です。
筋力は抵抗に打ち勝つ能力。サイクリングでは上り坂や向かい風の中を走る時に必要な能力。
スピード・スキルとは素早く効率的に動く能力。これが高まれば高速でもペダルをスムーズに効率よく回せます。
まずは三角形の角にあるこの3つの能力を高めます。
その次に必要な能力が専門能力
・筋持久力
・無酸素持久力
・スプリント・パワー
筋持久力とは長時間にわたり高負荷に耐える筋肉の能力。基礎能力の「筋力」と「持久力」が組み合わさったものです。タイム・トライアルのレース、トレーニングがこの能力にあたります。
無酸素持久力とは思いギアを高ケイデンスで回した時の疲労に耐える能力。「スピード・スキル」と「持久力」を組み合わせた能力です。レースでのロングスプリントの場面をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
スプリント・パワーとは最短の時間で最大の力を発揮する能力。短い上り坂やスプリント、急なペースアップなどで使われる能力です。
この本の中で重要なことは?
まずは三角形の角にある基礎能力を高めて、その後にそれぞれの基礎能力を組み合わせてレースに必要な専門能力を高めていく、ということです。
具体的にこれらの能力を高めるためにどのようなトレーニングをすればいいのか?どのような順番で計画的に能力を高めていけばいいのか?
計画の立て方については、ピリオダイゼーションという理論になりますが、長くなるのでまた次回書きます。
難しい内容が多く理解するのが大変な本でしたが、理解できると、自分のトレーニング生活の地図が出来上がるようで楽しいです。