僕が普段、トレーニングの参考にしている書籍を紹介します。
今回のおすすめは、トライアスリートなら絶対に読むべき本「デイブ・スコットのトライアスロン」です。
そもそもデイブ・スコットっどんな人?
トライアスロン・アイアンマン 世界選手権で6度優勝したトライアスリートです。
デイブ・スコットについてはこちらの記事にも書いてます。
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この本の何が良いの?
1987年に出発された古い本です。
(僕が生まれた年ですね)
そんな昔の本、情報やトレーニング理論が古くて役に立たないんじゃないの?って思った人もいるかもしれません。
僕も読み始める前は、昔の人はどんな風にトレーニングしてたのかな?どんな無茶なトレーニングをしてたのかな?ぐらいの気持ちでした。
でも、読んでみてビックリ。
現在のトレーニング理論や方法とほとんど同じような事が書かれます。
トライアスロンのレジェンドと呼ばれるデイブ・スコット。この人はかなり生理学や解剖学を学び、科学的な理論でトレーニングを考えていたようです。
この本の中で特に気に入っているところ
この本の中には、いろいろと役に立つ情報が詰まっていますが、その中でも5つのトレーニング方法の分類が参考になります。
デイブ・スコットのトレーニング方法の考え方は
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・瞬発的スピード・トレーニング
・スプリントレース・トレーニング
・最大酸素摂取量トレーニング
・アネロビックア限界トレーニング
・長距離トレーニング
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この考え方、デイブ・スコットの主観的な考え方ではなく、ちゃんと生理学的に考えられています。
そして、現在も書店で売られている「競技力向上のトレーニング戦略、ピリオダイゼーションの理論と実際」でも同じようにトレーニング方法を分類されています。
引用:競技力向上のトレーニング戦略
5段階のエネルギー系のためのトレーニングのガイドライン
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①耐乳酸
②最大酸素摂取
③無酸素性作業閾値
④リン酸系
⑤有酸素性作業閾値
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トレーニングの強度は①>⑤です。
このガイドラインが、デイブ・スコットのトレーニング方法とどのように一致しているかというと
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瞬発的スピードトレーニング=リン酸系
スプリントレーストレーニング=耐乳酸
最大酸素摂取量トレーニング=最大酸素摂取
アネロビックア限界トレーニング=無酸素性作業閾値
長距離トレーニング=有酸素性作業閾値
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最後に
デイブ・スコットはこのような事も言っています。
引用
トライアスロンを志すなら、まず科学者になり、自分自身を研究対象にすることである。
難しい内容が多いトレーニング本のですが、もっとトライアスロンのトレーニングについて知りたい、という方は、ぜひ一度「デイブスコットのトライアスロン」を読んでみることをおすすめします。